「結婚相談所は離婚率高いって聞いたから結婚相談所はやめておいた方がいいのかな」
一般的に結婚相談所でのお見合い結婚は離婚率が高いというのはよく聞きますよね。
みけも結婚相談所で婚活しているということをある弁護士に話すと、その弁護士は「結婚相談所は離婚する確率高いよ。結婚相談所はやめた方がいいよ。」と言っていました。
弁護士という職業柄離婚する夫婦に接する機会も多いため、その夫婦が出会ったきっかけが結婚相談所だったという例がよくあるようです。
しかし、実は結婚相談所で結婚する夫婦の離婚率は低いというデータがあります。
そこで、この記事では、結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率が低い理由について解説します。
目次
結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率は10%
結婚相談所で結婚する夫婦は、結婚そのものが目的になっているため、結婚してからお互いの欠点などが見えてきたらそれをうまく乗り越えられず離婚する確率が高い・・・こんなセオリーを聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実はお見合い結婚の離婚率は10%程度で、恋愛結婚よりも離婚率が低いとされています。
一般に3組に1組、つまり30%程度は離婚するといわれているので、結婚相談所の離婚率はその3分の1ということになります。
参考:全国仲人連合会「お見合い結婚 離婚率が低いのはなぜ?」
一般的な夫婦の離婚理由
ではなぜ結婚相談所での離婚率は一般的な恋愛結婚よりも低いのでしょうか。
結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率が低い理由を考えるにあたって、まずそもそも一般的に夫婦がどのような理由で離婚しているのかということについて知っておく必要があります。
離婚するに当たって、お互いに協議して納得できなければ、まず裁判所で調停という話し合いをする必要がありますが、この調停の申立ての動機の主なものとしては、以下の2つが挙げられます。
【参考】平成29年度 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所
性格が合わない
夫が申立人の場合も妻が申立人の場合も、第1位は性格が合わない、つまり性格の不一致です。
ただし、この性格が合わないという理由はマジックワードのようなもので、だいたいの不調和は性格が合わないというワードで表現されてしまいます。
そのため、一言で“性格が合わない”といってもその内容は十人十色です。
結婚する夫婦はどの夫婦も一度は愛し合ってお互いにこの人と一生一緒に生きていく、この人しかいないと信じて結婚しているはずなのに、性格が合わないという事態が生じてしまうのは、結婚は現実の生活を伴うものだからです。
ただ付き合っているだけならお互いに自由な時間とお金を自分のために使えるので、ストレスもたまりません。
しかし、いざ一緒に生活するとなると、その時間とお金を共同で使うことになるため、お互いが納得できる使い方ができるよう話し合いをしっかりしないと時間とお金が自由にならないことでストレスが溜まってしまいます。
たとえば、家事育児の分担にしても、共働きなのに夫が何もしないとか、夫が自分のことだけにお金を使って家庭のためにはお金を出してくれないとか、世の中の夫婦間の不満をあげるときりがありません。
異性関係
離婚の理由として次に多いのが異性関係を理由とするものです。
一度はこの人しかいないと思って結婚したのに、数年、下手すると1年もたたないうちに他の異性のことが気になってしまったという例は私もたくさん見てきました。
ある男性は、不倫をしている自分を正当化するためか、「男性は生物学上一人だけの女性と一生添い遂げるというのは無理がある、一夫一妻制度は国が勝手に作った制度だからそれに縛られなければならないのは理不尽」という持論を展開していました。
浮気や不倫は絶対しない、一生結婚相手だけを愛し続けているという例もなくはないです。
しかし、そもそも結婚相手に対してどきどきやときめくといった恋愛感情を持ち続けられるわけではなく、徐々に恋人から夫、妻という家族に対する愛情に変化していくものです。
そんな中で、自分には夫、妻がいるからもう恋愛はしないと自覚しているならいいですが、やっぱり恋愛がしたい、どきどきやときめきが欲しいと思ってしまうと結婚相手ではない異性にそれを求めるようになります。
そして、実際「妻は妻(もしくは夫は夫)で愛してるけど、恋愛はしたい」という人をたくさん見ているので、結婚する=今後恋愛はしないという覚悟がない人も多いのではないかと思います。
結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率が低い理由
結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率が低いのは、結婚相談所では上記のような性格の不一致や異性関係の問題が生じにくいからです。
その理由としては、以下の点が挙げられます。
性格や価値観について冷静に見極めている
恋愛結婚の場合、恋愛感情がまずあって、その延長線上に結婚がみえてくることになります。
そのため、恋愛関係ならよかったけど結婚して夫婦になると許せないという問題が出てきます。
お見合い結婚の場合は、結婚することが第一の目的になっています。
つまり、一時の恋愛感情だけでなく、結婚相手として一緒にやっていくことができそうかという条件を満たすことが前提になるので、お見合い結婚では性格や価値観について事前に冷静に見極めることになります。
そのため、結婚後に性格の不一致が起こりにくいのです。
意見が合わないことも冷静に話し合える
性格が合わないと感じる理由は、夫婦間で話し合いをしてお互いに納得できる形で解決するというプロセスをちゃんと踏むことができていないからです。
結婚には現実の生活を伴うので、意見の不一致が生じた場合に冷静に話し合うことができるというのは結婚生活を円滑に営む上で必須です。
結婚相談所で結婚するカップルの場合、結婚までに費やす時間が一般的なカップルに比べてとても短いので、そもそもの前提として夫婦間で話し合ってすり合わせをしなければならない事項がたくさんあります。
つまり、一般的なカップルであれば、付き合っている期間に何となく分かってくれているだろうと思って暗黙の了解のようになるようなことも、結婚相談所で結婚する夫婦の場合は一つ一つ話し合って解決していく必要があります。
そのため、結婚相談所で結婚する夫婦は、お互いに納得してよりよい夫婦関係を築いていけるように冷静に話し合うことができる関係にある傾向があります。
結婚相談所で結婚する夫婦には性格が合わなくて喧嘩になるよりも、意見の不一致が生じるのは当然で、意見の不一致が生じたらその都度話し合って解決していくものだという道筋ができていることが多いのではないでしょうか。
がんばって手に入れた結婚相手を大事にしようという意識が働く
結婚相談所に登録して結婚するということは、それだけ結婚というものに真剣に向き合っている証拠です。
そのため、結婚相談所で婚活して結婚する人は、傾向として真面目な方が多く、結婚したらすなわち他の異性との恋愛はあり得ないと考える傾向にあります。
また、結婚相談所では結婚というゴールに向けて必死でがんばるので、その分結婚したお相手を大事にしなければという意識が働きます。
つまり、結婚相手以外に恋愛感情を求めて一時のときめきを得るメリットよりも、自分が時間とお金と労力をかけて手にした大事なパートナーを失ってしまうというリスクの方が大きいと感じる傾向が強いのではないでしょうか。
まとめ
結婚する以上は離婚のことなんて考えたくはないと思いますが、離婚する夫婦もたくさんいる中で、できる限り自分は離婚せずに一生パートナーと添い遂げたいと思うのが人の心ですよね。
結婚後もお互いに価値観のすり合わせを行いながら、円満な夫婦関係を築いていけるのが理想ではないでしょうか。
結婚相談所での結婚は、そんな夫婦関係を築いていくことができる結婚だと思います。
もし結婚相談所での結婚もありかも!と思った方は、ぜひ結婚相談所の無料相談でどんな人が活動しているのか話を聞いてみてくださいね。
おすすめの結婚相談所については、おすすめ結婚相談所5選【結婚相談所で成婚したアラサーが厳選】を参考にしてみてくださいね。
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